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昨日の記事で健康食品についてあれこれ話をしました。
さて、今日は1つ薬屋らしい話をしたいと思います。

皆さんもCMとかで見た事があるかもしれません。
このフレーズ。

○○の半分は優しさから出来ています

ね、聞いた事ありますよね。
ま、半分が優しさならそれは既に主成分ですが。

主成分が優しさって・・・いい薬ですね。


薬は当然、誰が飲んでもある一定の効果があるから薬なのですが、
逆を言えば、何を飲んでも効く人がいるという事です。

・・・どういうことか?

これは薬学を学んだ人は知っているんですが、

プラセボ(プラシーボとも)


というものがありまして、
薬の効果を判定するのに使われる
ダミー薬(偽薬とも言います)のことなんです。

例えば、
Aさんには薬効成分が入った薬を
Bさんには薬効成分が入っていないプラセボを
それぞれ服用してもらいます。

本当ならばAさんだけに何らかの効果が認められる訳ですが、
時としてBさんにも効果が現れる事があります

これがプラセボ効果です。

効くはずの無い薬を飲んで効いてしまう。
そんな事が実際にあります。統計上多くて10%ぐらいあったりします。

このプラセボ効果の原因としては、

医師から効く薬だと言われた
薬を飲んだ事で自己暗示にかかった

などがあるそうです。

何となく分かる気がしますよね。


さあ、そこで健康食品の話題に戻ります。
つまり、どんな物を飲んでも10%ぐらいに効果が出るという事なので、

それなりの人畜無害な成分を含んでいれば
健康食品を摂った人たちの中に

効いたよ!

という人が現れてしまうのです。
それを、さもその商品が効いたように広告をするのが
健康食品の宣伝手法です。


薬剤師からの視点でいうならば、

飲んで効いたと感じるのでのであれば続けてもらって構いませんが、
 無理からずっと続ける必要はないと思います


と言ったところです。

皆さんも、効いてる感じがしない物に高いお金を払って
延々と続けないでください。

効果があるのであれば、それは続けていったら良いと思います。
自分にあった物を見つけてください。


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皆さんは何か健康食品を摂られていますでしょうか?
最近はテレビや新聞、雑誌なので様々な健康食品の広告を見かけます。

みなさんが御存知かどうかは知りませんが、
健康食品の広告にはルールがあります。

堅苦しく言うと「薬事法」によって制限されています。

何が制限されているかというと、
「効能効果」を唱ってはならないのです。

つまり、○○に効く!とか○○が治る!
とかいう文言は広告として書いてはいけないのです。

ですので、健康食品の広告や宣伝には奇々怪々な言葉が使われます。

健康パワー
毎日のスッキリ」などなど。

これらは決して○○が治るとか、効くとか言っている訳ではないですよね。
だからセーフなんです。これを、

滋養強壮に効く
便秘を解消する

なんて表現するとアウトになります。

なぜそんなまどろっこしいルールがあるのかと言いますと、
薬というものは、治験をしてその効能効果を確かめます。

そして理論的に有効であるという判断が出来る物が
医薬品として承認されるのです。

そう、実験をしてきちんとした効果の裏付けを行っているからこそ
国は健康保険で使えるように医薬品として認可するのです。

それに比べ健康食品とされる物にはこの治験が必要ありません。
そういった裏付けが無いので健康保険が利きません。

健康食品に含まれている線分の△△は○○に効くと言われる成分です!
とか、血液サラサラ成分の○○配合!とか。本当に紙一重の広告です。


よくテレビの通販番組で使用者のインタビューで

いやぁ〜調子いいです!」なんて事をしゃべっていますが、
その脇には必ず、

これは使用者個人の感想です

という字幕が入っていますよね。これ入れないとアウトなんです。

本当に効いて感想を言っているのか疑問です。

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相変わらず新型インフルエンザが猛威を振るっています。
当薬局地域でもあちこちで学級閉鎖・学年閉鎖が起きています。

患者への濃厚接触という意味ではどうしても学校という場所は
病原体の培養地よろしくドンドン広がってしまいます。
集団生活をしているので仕方ない事なのですが・・・。

そして、予想に違わず、インフルエンザ患者も学生が多い傾向にあります。
そんな小学生などに使われる薬がタミフルですが、
子供向けにタミフルドライシロップという物があります。

子供が飲みやすいように甘い味がつけてある薬ですが、
とうとう現場でこのタミフルドライシロップが不足して参りました。
卸業者の在庫がゼロの状態になっています。

それでもインフルエンザ患者は一向に減りません。
増え続ける患者と在庫が不足しているタミフルDS。

薬が無くなったらどうするの!?

心配ですよね。

そこで先日、
それを打開するための方法が薬剤師会等からFAXで送られてきました。

あ、またこれやんなくちゃいけないのか・・・

その打開策とは・・・・・

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