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昨今、新型インフルエンザで大変な騒ぎになっていますね。

さて、
皆さんは最近巷でよく見かけるようにになった物といえば何でしょうか?

ポンプ式アルコール消毒液

これ、今ではどこもかしこもおいてますよね。
今日はこのアルコール消毒液が実際に効くのかどうかを解説したいと思います。


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前々から話はあったのですが、
とうとうフマル酸ケトチフェンのリスク区分を第2類に引き下げるようです。

最近の薬事法改定で一般用医薬品はそのリスクに応じて

・第1類
・指定第2類
・第2類
・第3類


と分類されました。

今まで、フマル酸ケトチフェン第1類だったのですが、
「ま、大丈夫じゃないの?」というお国の判断でリスク分類が下げられます。

が、このフマル酸ケトチフェンは医療用医薬品としても使われている成分で、
商品名をザジテンといいます。アレルギーをお持ちの方なら、
点眼薬とか点鼻薬でお使いになった事があるかもしれません。

抗アレルギー剤全般に言える副作用に、

眠気が出る

という物があります。
まあ百歩譲って点眼薬で眠気はまずでないでしょうが、
点鼻薬だとそうはいきません。用法用量を守らないとヤバいです。

特に鼻炎の症状で使う薬なので、結構頻繁に点鼻をしてしまうと
人によっては相当な眠気が出るかもしれません。


薬物による眠気はまず我慢できません。
確実に睡魔に首を刈られます
よって、運転等をしている時に眠気がくると大変危険です。

日本薬剤師会などは全国の会員を通じてこのフマル酸ケトチフェンに対する
リスク区分の引き下げに反対する運動をしていました。

しかし、行政側は分類を下げる最終決定を下しました。
これによって薬剤師が関与せずとも販売できるようになりました

私自身、この結果には不満です。
薬剤師の職能団体の一員としても不甲斐ないです。


はっきり言いますが、
これから先、万が一でもこのような医薬品のリスク引き下げによる
副作用からの事故なり事件が発生した場合、
国は責任を取るつもりがあるのでしょうか?

個人的には絶対にないと思います


最終的に被害に遭うのは国民です。
私達国家資格を持つ人間達の使命は国民を守る事にあります。
それが行政の方針で出来なくなりつつあります。

国民は自己責任のもと対処しなければいけなくなります。
きちんとした販売をされないで用法用量を守らなければ
重篤な副作用が出ても副作用救済制度が使えないでしょう。

勝手に間違った使い方をしたお前が悪い
といわれるだけです。


そんな事いったって、ドラッグストアでそんな説明された事も無いわ!

と息巻く方もおられるでしょう。
確かに仕事をきちんとしていない薬剤師もいます。残念です。

が、私は違います
私の薬局に来てくださる患者さんにはきちんとお話をしてから販売しております。


何はともあれ、
ザジテン(他の商品名もあると思います)を使われる国民の皆さん、

副作用の眠気にご注意を!
用法用量をきちんと守ってお使いください。




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東北大国際高等研究教育機構の
富田浩史(とみた・ひろし)准教授(分子生物学)らの研究グループが
光を感じる緑藻の遺伝子を組み込んだ失明ラットが、
正常に近い視覚を回復することが分かったと発表しました


この研究成果が実践でも応用可能になれば、
光を感じる網膜の視細胞が障害を受けてしまう網膜色素変性症などで
失明した人の視力回復治療につながる可能性がでてきます。


研究内容は、緑藻に光を感じる遺伝子があることに着目して
この遺伝子を組み込んだラットを失明させて実験した結果、
ものの動きや色の濃淡の判別などで正常なラットとほぼ同等の
視覚を取り戻したといいます。

国内統計では毎年約1万6千人が難病の網膜色素変性症や加齢黄斑変性のほか、
糖尿病網膜症、緑内障などで失明しています。



仕事柄、眼科が近くにありますので、
緑内障や糖尿病性網膜症の患者さんが多く薬局に来られます。

緑内障の末期で視力を失っている方もおられます。
体が動くにもかかわらず、失明するというのは相当厳しい生活を余儀なくされます。

まだ時間がかかるでしょうが、
この研究がこれらの患者さんを救う事が出来れば、
個人的にはノーベル賞ものだと思います。

だって、一度失った光を取り戻せるのですから。
ましてや、先天性の視覚障害にも何らかの治療法が見つかるかもしれません。

期待したいと思います。

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