さて、我が薬局のあるこちら、片田舎では
新型インフルエンザの流行が第2波を迎えています。
先日は、近所の小学校で学校閉鎖がありました。全滅です。
さて、そんな状況で、子供向けのタミフル製剤である
タミフルDSが不足しているのですが、以前にも紹介した通り
タミフルカプセルを分解して賦形してタミフル散をつくるのですが、
味がどうなのかという心配があると思います。
タミフルカプセルの中の味は・・・苦いです。
はっきり言ってまずいと思います。ここに乳糖を賦形して何となく甘みがあるようにはなりますが、
まだまだタミフルの苦みの方が強いです。
そこで小児用製剤の必殺技があります。
それは・・・
「
ココアで味を付ける!」
これです。ココアって言っても、あのお湯に溶かす前の粉です。
このココア粉と苦いタミフル散を混合するんです。
このココアというもの、かなりの優れもので、
大概のまずい薬の味を完膚なきまでに消します。ただ、牛乳アレルギーのある子供にはミルクココアは使えません。
純粋なココアで混合した方がいいでしょうね。
もう1点、気をつける点としては、
乳糖不耐症というのがありまして、
乳糖に対してお腹が緩くなる反応が強い人がいます。
特に重篤な事になる訳ではないのですが、
お薬を渡す時にはひとこと言っておかないと
不安になって服薬止めてしまいますからね。
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