今日はこの話題に触れない訳には行きません。
日本新薬さんがやってくれました。
「
ドラム缶ロケット発射」
以下引用
京都市南区の日本新薬でドラム缶が爆発し
120メートルも飛散した危険な事故について、
消防が調査に乗り出した。
京都を本社とする日本新薬では製薬工場から出る廃液を
ドラム缶に入れて処理している。
支社の建て替えの際、大型のエアコンが不要となり、
大量の冷却材を処分しなければならなくなり、
きのう本来、工場の廃液を入れるドラム缶に
冷却材も一緒に入れ処分しようとした。
冷却材には過酸化水素水が含まれており、
強い酸性反応があったので中和させようと
水酸化ナトリウムを投入したら液体が噴射し、
爆発したという。
京都市消防局はけさ、日本新薬に立ち入り調査を行った。
本来、産業廃棄物として適切な処分をしなければならない冷却材を
なぜ、工場の廃棄物と一緒に片付けようとしたか。
激しい化学反応が凶器となりうることを認識していなかったか、
調査を進めている。
[ 11/17 18:10 読売テレビ]さ、そんなわけで、何はともあれ何事も無くてよかったのですが、
引用記事の通り、一歩間違えれば大惨事でした。
そんな日に限って普段あまり来ないはずの
日本新薬さんのMRさんがやってきました。
当然話題はロケットランチャーで持ち切り。
もう平謝りでした。
ま、僕ら薬局には直接関係ないんですけどね。
「
JRさんに怒られないでよかったね」と慰めておきました。
引用記事をよく読みますと、雰囲気としては、
作業員A 「なんか廃液の酸性が強いんすけど?」
作業員B 「せやな、アルカリ入れて中和しとくか。」
ここで水酸化ナトリウム(NaOH)投入。
↓
強アルカリの溶解熱が発生
↓
過酸化水素水(H2O2)が
この溶解熱によって分解反応加速。
↓
2H2O2 → 2H2O + O2(気体酸素発生)
↓
NaOHの溶解熱で高温になった廃液から酸素がボコボコ噴出
↓
ヤバい! 作業員避難!
↓
ドラム缶一気に膨張。メタボ体型に。
↓
我慢の限界。
↓
ドラム缶昇天。
↓
飛距離120m。
↓
全国の日本新薬関係者さらし者に。 m9(^Д^)プギャーw
そんな感じかなと。
ケガ人が出なくてほんとに良かったです。
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