今日は年末という事もあり、
いつもよりも忙しい日でした。
そんな中、
1ヶ月半ぶりに顔なじみの爺様がやってきました。
( ゚Д゚)「久しぶりじゃのう」
(´(・)`)「そうですね、なんか色々薬が増えてますけど?」
( ゚Д゚)「ちょっと入院しとってのう」
(´(・)`)「そうですか、何ゆえに?」
( ゚Д゚)「動脈瘤じゃ」
(´(・)`)「ほほう」
( ゚Д゚)「前に、声が出なんだじゃろ?」
(´(・)`)「そうですね。
なんか風邪でもないのに声がかすれてましたね」
( ゚Д゚)「それな、動脈瘤のせいだったんじゃて」
(´(・)`)「なんですと!!」
( ゚Д゚)「先生がそう言っとった」
(´(・)`)「血、吐きました?」
( ゚Д゚)「いや、健康診断のときにかかりつけの先生が
なんかおかしいから紹介状もってすぐに診察に
行きんしゃいといわれたんじゃ」
(´(・)`)「なるほど」
( ゚Д゚)「で、その病院に行ったらここでは無理だからって
心臓専門の病院にすぐに転院したんじゃ」
(´(・)`)「大変でしたね」
( ゚Д゚)「で、手術したんじゃわ」
(´(・)`)「お疲れさまでした・・・」と、こんな会話になったんです。
薬剤師の仕事というのは、
患者さんから病気についていろんな事を教えてもらいます。
実体験を元に話をしてくれるのでこちらもよく理解できます。ありがたい事です。
同じような事に次回出くわしたら、応用が利きますからね。
で、今回のこの、
「動脈瘤からくる声がれ」ですが、調べてみました。
特に胸部の動脈瘤では、食道や気管が胸部大動脈のそばを通っているので、
食べたものがつっかえるとか、息苦しいとかの症状がでるそうです。
そして、思いもよらない症状としては声がかれたり、高い声が出なくなるそうです。
これは、声を出す神経のひとつに反回神経というものがあって、
喉の声帯という声をだす筋肉に分布しているのですが、
この反回神経が動脈瘤で圧迫されて、麻痺を起こし、
高い声が出なくなったり、声がかれたりするのだそうです。人間の体って不思議ですね。
爺様、おかげさまで1つ賢くなりました。
ありがとうございます。お大事にしてくださいね。
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