今回から何回かに分けて、
「
非合法ドラッグと法規制のイタチごっこ」
についてお話しようと思います。
今日は第1回、
メタンフェタミンについて紹介します。
メタンフェタミンは覚醒剤として指定されている薬物です。
構造式は以下の通り。
どうでしょうか。
結構簡単な構造してますでしょ?
こんな簡単な薬品が人間を興奮状態にしたり、
幻覚や錯乱状態に陥れます。薬って不思議ですね。
このメタンフェタミン、戦時中などは
「疲れを取る」
「気分が高揚する」
「恐怖心が無くなる」とかいうことで、特攻隊など、軍事的に幅広く使われていたそうです。
そして戦後、
1951年、覚せい剤取締法が施行されるまで一般的に流通していました。
商品名:ヒロポン
謳い文句は「疲労がポンと取れる!」・・・小林製薬なみのド直球なネーミングです。
知り合いに過去3代に渡る歴史ある薬局の
薬剤師さんがおられるのですが、その人の話で、
「何十年か振りに家の倉を片付けていたら、
ヒロポンが出てきてびっくりした。」
と言ってました。
速攻保健所に連絡して処分したそうです。
そんなに昔の話じゃないんですよね。1951年以前って。
次回はこのメタンフェタミンの兄弟分、
アンフェタミンについて紹介します。
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