今日は講習会がありまして、朝から近所の大学に行ってきました。
内容は「薬局実務実習におけるパワハラについて」
というものです。パワーハラスメントです。
パワハラには、御存知セクハラ・アカハラなども含まれています。
過去の学生実習において学生側と受け入れ薬局側に
問題が発生した事例がいくつかあるのですが、
クマの住んでいる県では薬学部が2校ありまして、
服装・身だしなみ等が激しく問題のある学生による実習中止事例は無いようです。
しかし、指導担当薬剤師との関係がうまく行かずに実習を断念するような事態はあったみたいです。
・・・どういう事態か?
具体的には、
「
将来薬局に就職する気がないので、学生が全然やる気の見られない態度を取る」
「
薬局業務が忙しく、学生を放置してしまうことによる行き違い」など
だそうです。
どうですか?皆さんはどう思いますか?
クマとしての考えは、
将来的に薬局に勤務しようがしまいが、薬剤師という国家資格を取ろうとしているのであれば、それに関連する仕事を体験するという場は非常に大事だと思います。
いつどこで人生の転機が来て薬局で仕事をせざるを得ない状況になるかも分からないのにそんな態度で実習に臨む事自体が失礼千万だと思います。
指導薬剤師と考えが合わないとか、指導薬剤師が嫌みを言ってくるような人間だったりする事もあるのかもしれませんが、学生側がそんな幼稚な態度で対応しているようでは、その学生が嫌った指導薬剤師と同等の人間になってしまいます。
人間としてそんな風になりたくなければ、
「
馬の合わない人間を言葉1つで上手く動かす」ぐらいの人間になって欲しいです。
薬局に来られる患者さんは千差万別。
当然、自分と合わない考えの人間もいます。
ましてや薬剤師の事を小馬鹿にしたような患者さんもいます。
そんな人間達を相手に上手く自分の話を聞いてもらうような会話ができてこそ、
町の薬局薬剤師として仕事がうまくできるのです。
こういった会話術は様々な分野でも重要だと思います。
将来的に研究方面に進むと言っても、会社な訳ですし、同僚や上司がいるのです。
そんな中で自分と合わない人間が居るからといって
仕事を放棄するようではダメです。
仕事という大きな歯車を上手く回す事が出来て、
会社が利益を上げて、儲かれば、皆がハッピーになります。
それで国全体の景気が上がっていくのです。
私達受け入れ薬局側も、態度の悪い学生が来たところで指導を諦めるのではなく、
「薬剤師になるのであればこれぐらいの心構えをしておきなさい」
ということを叩き込んで、立派な薬剤師に仕立て上げる必要があると思います。
でなければ、そんな人間的に未熟な薬剤師に家族を殺されるか分かりません。
国家資格を持つ人間は人間的にも熟していなければなりません。
その熟す期はどれだけ早くても構わないと思いますし、
早ければ早いほど、その先へ思考が働く人材になると思います。
学生さん、
「
今の日本、何があるか分かりません。
様々な方面で仕事ができるように準備しておきましょう」
受け入れ薬局さん
「
薬剤師とはこうあるべきだというビジョンをしっかり持って、
学生さんを指導してあげてください」
自分自身、改めて襟を正す講義でした。クマもしっかり指導に臨みます。
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