忍者ブログ
忍者ブログ [PR]
薬や健康、医療についてパッと見がクマそっくりな薬剤師の視点で情報発信。用法用量を守って正しくお使いください。
[110]  [111]  [112]  [113]  [114]  [115]  [116
クリックで救える命がある。

ブログ管理人:クマ。
薬剤師を生業としているので、薬や健康の事に関して分かりやすく説明できる珍しいクマです。
アンケート調査
チェックしたら各項目ごとに投票ボタンを押してください。
ご協力ありがとうございました。
★ランキング参加中★
 クマのブログが
 役に立ちましたらば
 どれでもいいので
 クリックお願いします。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
人気ブログランキングへにほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へビジネスブログランキング
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[05/01 薬剤師ブログタイムズ]
[11/18 うーn]
[11/18 うーん]
[03/11 猪苓湯とフリバス服用中の者]
[12/05 前立腺炎です]


×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



先日、こんな新聞報道がありました。

糖尿病診断に新基準 血糖値に加えて…ヘモグロビンA1cも

 日本糖尿病学会は従来の診断で使ってきた血糖値に、
「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」を加えることを発表したようです。

血糖値は食事や運動の影響を受けやすく、
検査直前の生活習慣で大きく変動するため、HbA1cの導入でより確実な診断を目指すそうです。


新基準案を具体的に説明しますと・・・、

まず、1回目の糖尿病血液検査をします。

この結果、空腹時血糖値80〜110mg/dl未満、
食後2時間血糖値80〜140mg/dl未満が正常値なのですが、
これを上回った場合と、

さらに、追加指標としてHbA1cが6.0未満を正常範囲として、
これを超えるようなら、糖尿病を疑う

2回目の糖尿病血液検査を行う。

この2回目の検査ではHbA1cだけを検査して
HbA1cが6.0未満でなく、上回れば、この時点で糖尿病確定


ただし、正確を期すため、2度の血液検査ともHbA1cだけで診断することは認めず、1度は血糖値を確認することを求める。


という事だそうです。

正直、現場からすれば何を今更・・といった感があります。
HbA1cなんてもうずっと前から指標として使われてたんですから。
ま、現行診断法にガイドラインがあわせてきた感じでしょうね。


さて、ここでHbA1cってなに?とお思いの方はおられませんか?
ご説明しましょう。


拍手[1回]

PR


急に寒くなって来ましたね。
全国あちこちで初雪があったそうです。

さて、冬場に増える患者さんの訴えとしては、

「皮膚が痒い!特に風呂上がりは全身痒い!」

というものです。殊更年輩の方に多く見受けられます。
原因は、空気の乾燥によるものです。
冬場の暖房使用には加湿が欠かせません。

そこで今回は石油ストーブとエアコンによる暖房と
どちらが良いのかをお話ししたいとおもいます。

石油ストーブの燃料は「灯油」ですね。
灯油は御存知石油から精製されます。

炭素Cと水素Hからなる炭化水素であります。
この炭化水素が燃焼する際にはH2Oが発生します。

H2O・・・水ですね

よって、石油ストーブでは自然と加湿された暖気がでてくるので
暖房器具としては非常に優れています。

一方、エアコンはその時点で存在している空気をただ加温するだけですので
基本的に部屋全体の水分量は増えません。

しかも、部屋全体にあった物が加温されるために水分の蒸発が高まりますので
余計に空気が乾燥して行く事になります。


結論:石油ストーブの勝ち。


ですが、エアコンにも対処法はあります。
薬缶でお湯を沸かして、エアコンの暖気排気に
湯気をあてるようにすればいいのです。


また、石油ストーブにも注意点があります。
それは、一酸化炭素中毒です。不完全燃焼から発生する物です。
石油は炭素と水素だけから成り立っているので、
これが燃焼するには酸素が必要です。

ちょっと面倒ですが、定期的に換気をしないと、
血色のいいままあちらの世界へいくことになってしまいます。


本格的な冬の到来にむけて、
皮膚乾燥症にならないためにもしっかり加湿しましょう。
インフルエンザの予防にもなりますしね。

拍手[1回]



先日、うちの薬局に来られた患者さんからの質問です。

レントゲンを撮りすぎたらよくないの?」というものでした。

今回はこの件について調べてみましたので、
解説して行きたいと思います。


放射線の量を示す単位としては、mSV(ミリシーベルト)というものを使います。

一般的に、人体に影響がでる放射線被爆の量は、200mSVと言われています。
原子力発電所などの事故で、致命的な障害を起こしたような被曝量としては、
数千から1万mSVのケースが報告されているそうです。

では、病院での検査はというと・・・

胸のレントゲン撮影では、0.05mSV。
胃のバリウム検査では、2.0mSV。
頭部のCTでは0.5mSV、
胸部のCTでも7.0mSV


といったところです。

また、当然なのですが、自然界からも放射線を浴びているのですが、
その平均が年間2.4mSVだそうです。

このように、レントゲンやCTなどの検査で被爆する線量は、
健康に影響を及ぼす可能性の線量と比較すると極めて小さいと言えます。

でも、確かにむやみやたらにX線検査を受けるべきではありません。
これは、クマが薬学部の学生時代、放射線化学で先生から習った事なのですが、

先生曰く、

「放射線というものは、正直まだ不明な点が多い。しかし、ラドン温泉治療とか言うように、ごく微弱な放射線を浴びる事は健康に良いかも知れないという研究も何十年も前から行われています。とにかくよく分かっていないのです。私達が放射線を必要以上に浴びないように制限しているのは、つまり、"よくわからない物は取り敢えず必要以上に浴びない方が良い”という方針だからです。」

だそうです。

放射化学は個人的に好きな教科でしたので、
この時のお話は今でもしっかり覚えています。


というわけで、皆さん、

レントゲン検査は安全です」という事がお分かり頂けたでしょうか。

拍手[1回]



<< 前のページ 次のページ >>
携帯検索無料出会い