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薬や健康、医療についてパッと見がクマそっくりな薬剤師の視点で情報発信。用法用量を守って正しくお使いください。
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今回は「4年制薬剤師の問題点
について考えを述べようと思います。

私も含め、2006年以前の薬学部卒業者は学部教育が4年間でした。
大学によってカリキュラムは多少違うとは思いますが、

薬学部に入って最初の2年は一般教養の科目が
およそ半数のコマ数を占めています。
英語、第2外国語、文化論、情報学などです。

残りの半分が薬学を学ぶ上での基礎的な学問を学びます。
化学、生物、物理、統計学などです。
これらに加えて、理系学部ではお馴染みの実験が入ります。

そして、3年生になれば、その講義のほとんどが専門科目になります。
有機化学、薬物治療学、毒性学、薬理学、病態生理学などなど。
その科目数の多さといったら半端ありません

ぎゅうぎゅうに詰めれば、大学4年間の時間のうち、
3年は完全に埋まると思います。


逆に考えると、この莫大な情報をたった3年で頭に叩き込む必要があります。
そして国家試験に合格せねばなりません。

私は、薬学部卒業者にとって国家試験合格は
最低限突破すべきライン
だと考えます。
(薬学部を卒業してもライセンスはいらないとか言う話は論外)


正直、これだけの短い時間であれだけの学問を学ぶというのは
非常に困難を極めます。もう本当にギリギリです。
きちんと細部まで理解しないうちに次々と話が進んでしまいます。

薬学部というのは職業的に多方面へ展開できる学部です。
薬剤師国家資格を取ったからといって、薬局病院の薬剤師として
仕事をするする必要はありません。

教員の必要単位を取って、教師になるもよし、
原子炉運転免許を取って原子力関連施設で働くもよし。
県庁保健所など行政の方面、麻薬捜査官などもできます。


さて、薬学部を卒業した方々にお聞きしたいのですが、
入学した当初から、これら多方面へ展開できる学部だと知っていましたか?
どうでしょうか?ちなみに私は全く知りませんした。

薬剤師=薬局・病院・製薬メーカー

もうこれぐらいしか頭に有りませんでした。

・・・これでいいのでしょうか?


今日はここまで。
次回も「4年制薬剤師の問題点」についてです。

高校卒業時に電気系専門科に行っていた同級生との
「将来の職業・就職」についての話を導入として書きます。


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後発医薬品の使用促進のための
骨子案について詳細が発表されました。
引用元:m3.com

・薬局の調剤基本料における後発医薬品調剤体制加算の見直し
・薬局における含量違い又は剤形違いの後発医薬品への変更調剤
・医療機関における後発医薬品を積極的に使用する体制の評価
・保険医療機関及び保険医療養担当規則等の改正

詳細は下記よりダウンロードしてください。
後発医薬品使用促進の骨子案(p55-p58参照)。


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皆さんご存知のように
薬剤師になるには薬学部に入って
薬剤師国家試験に合格しなくてはなりません。

さて、
2006年から薬学部が6年制となったのはご存知でしょうか?
今では薬剤師の資格を取るには6年掛かるようになったのです。

何のために6年制になったのか?
それは、予てから言われて来た事なのですが、
大学の薬学教育と現場知識の乖離にあります。

私もそうですが、2006年以前に薬剤師になった人間は
薬学部を4年で卒業します。
この間に勉強する知識はそのほとんどが
薬という物を科学的に捉えようとする講義ばかりです。
現場(臨床)で役に立つような知識を学ぶ事はほぼ皆無です。

新卒の薬剤師は国家試験に合格したところで
いきなり現場に叩きだされて、自分なりにまた一から勉強して行くのです。

当然、薬学部で学んだ知識は十分役に立ちますが、
実際の治療や医療チームの一員としての役割等はその現場に出てから
いろいろと学んで行きます。

こんな現状のままではダメだ!
薬学部でも臨床に則した教育を!


という事が散々叫ばれていました。
そしてやっとの事で6年制となったのです。

この6年制になった事には賛否両論あります。
「やっと薬剤師も臨床実習が充実して現場の即戦力になる!」
「たかだか薬を袋詰めするだけの資格になぜ6年も必要なのか?」

などなど。

これから数回に渡って、薬学部6年制について
クマが思う所を買いていこうと思います。

次回は、「4年制薬剤師が学んできた事」をテーマに書きます。

その後は、
「4年制薬剤師の問題点」
「薬剤師とはなんなのか?」
「薬剤師教育改革〜6年制への思い〜」
「次の時代への薬学教育」
「次世代薬剤師が担うべき事」
「薬学生諸君へ」などを予定しております。

皆さんもご意見があればガンガンコメントして下さい。

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